皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

アリスの手を取ってキスをする。



何も言わずにニコニコしているアリスの余裕に、何だか腹が立つ。



「デートしたい」

「ムリですってば」

「一緒に寝る…」

「どうしたのです?」

「お前が言わないから、俺が言うしかないだろ…」

「ふふっ、珍しい」

「ムリなのはわかっているから、もう少しこのままで…」

「はい、リューク」



とても心地が良くて、疲れからそのままうとうと…。



人の気配で目が覚めると、ジェードが戻ってきた所だった。



体を起こせば座りながら眠っているアリス。



「寝てしまいましたね。お運びいたしますか?」

「いや、俺が連れて行く」

「では、先に進めておきます」



アリスを抱き上げ、アリスの部屋まで瞬間移動。



ベッドに下ろせば一瞬だけ目を開けたアリスに上着を握られた。



「俺も離れたくないのだが…」



仕方ない。



上着を脱ぎ、アリスに布団をかけて執務室へ戻った。