皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

なになになに?



ジェードくんもたまには気の利いたことができる子ではないか‼︎



控えめにやって来たアリスは、寝る前だったのか、下ろした髪にナイトドレス。




その上に着込んだカーディガン。



そして、手に持っているお茶。



「私も休憩して来ますので」

「ゆっくーり、休憩してこいよ、ジェード」

「…………執務室だということをお忘れなく」

「はいはい」



パタンと閉まったドア。



ソファーの前のテーブルにお茶を運ぶアリス。



さてと、俺も休憩だ。



「眠くないか?」

「デイジー様からお借りした本を読んでいたので、まだ寝る予定ではなかったのですよ」

「そうか」



ソファーに座ったアリスの隣に座れば、最近アリスのお気に入りのフルーツのような香りの石鹸の匂い。



俺は昨日も風呂になんか適当に済ませたし、今日はまだだし。



「お前に頭を洗ってもらいたい…」

「私も洗いたいです。コレ、可愛い…」

「短すぎないか…?」

「とってもお似合いなので‼︎私はこっちの方が好き、です…」



なんて、照れられたらたまらない。