皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

だけど、次の日からは激務が待っていて。



しばらく会えないと言われてしまった…。



レオナルド様も忙しく、ローラと私はヒマなのです。



「アレクサンダー様が城に呼ばれたと聞いたけど、なにかあるのか?」

「リューク、政務については何も教えてくれないもの」

「そうなのか。まぁ、あたしが聞き出しているんだけど。すぐにサボるからな、レオは」

「でも、レオナルド様もだいぶ成長なされたのではなくて?」

「執務続きだと、夜中に城から出て行こうとする。『魔法、魔法…』と、うわ言のように言ってる時もあるしな」

「ローラがここにいるのならば、出ていかないわ」



そんなふたりの姿を見つけたのは、廊下を歩いている時。




かかかか、髪がっ‼︎



「こんなところで会えるとは」

「お、お仕事の話中では…?」

「んー、ジェード、レオ、すぐに行くから先に行っててくれ」



ニコッと笑ったレオナルド様とジェードさんが、リュークを置いていってくれた。