皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

この帝国にも、いい所はたくさんある。



開拓できる、安全な地もまだまだありそうなのだ。



平和な世にしたい。



命を狙われることのない、安全な世界に…。



その話を何日もする。



父上と話し合い、バルジャ皇帝と話し合い…。



半月が経った時、バルジャ帝国はシュナウト帝国の傘下になると頭を下げた。



終わった…。



終わったのだな…。



「よろしく頼む」

「丸くなったものだな、バルジャ王よ」

「裏切ったら、その喉に噛み付いてやる」

「やれるものなら、やるがいい。では、シュナウト帝国、皇帝の名において命ずる、バルジャ帝国改め、バルジャ王国、国王カルロ、我がシュナウト帝国に忠誠を誓え」

「はい、皇帝陛下」



つ、疲れた…。



こんなの、もうイヤだ…。



「で、俺の息子の暗殺とその妻の誘拐の責任はどう取るつもりなのだ?バルジャ国王」

「なんのことか、忘れてしまったな…」



ひとまず、命の危険から脱することができた。