皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

ヒナが持ってきてくれた氷で目を冷やしながら眠った次の日は、デイジー様にお茶会に誘われた。



ローラも一緒に、皇后様の作ったケーキを囲んでのお茶会。



「アリスちゃんはデービス家の娘なのよね?」

「あっ、はい」

「お母様には何度かお茶会でお会いしたことがあるわ」

「そうなのですか。母は…王妃様主催のお茶会に呼ばれるほどの人物だったのですね…」

「お父様もたまにお城に来るでしょ?仕事に真面目な方だと聞いたわ」

「それしか取り柄のないような人なので…」

「あまり仲良くないの?」

「まぁ、なんと言いますか…」

「私もそうだったのよ。家に帰りたくないから、お城に留まったのだもの」

「えっ⁉︎そうなんですか⁉︎」

「偉くたって、人間なんて結局は中身の問題なのよ。私の父なんかより、優れている平民は山のようにいるわ」



今まで話したことのない話までした。



家庭のことや、幼少期の話。



ローラは今までの生活や、レオナルド様の詐欺の実態など。



レオナルド様は、もうすぐこの王城に来る。



あちらに残してくるスカーレットが心配なのだとかで、なにやらスカーレットを小さくする魔法を習得中らしい。