皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

【アリス】



リュークが陛下と一緒にバルジャ帝国へ旅立った。



私とローラ、皇后様は王城へ移動し、今回の件が終わるまでここで生活する。



「ここに住んでいたのですね、皇后様」

「懐かしいわ。ここでネコちゃんを助けたの。ルイ公爵が飼ってくれて、結構長生きしたのよ」



皇后様が婚約時代に過ごしたという離れは、そのままになっていた。



ここに滞在するんだって。



「可愛いですね、このお台所」

「アンディに作っていただいたの。いろいろな料理をしたわ。久しぶりに何か作ってみようかしら…」

「食べたいです‼︎リュークが食べていたものを‼︎」

「任せてちょうだい」



ニッコリ微笑まれると、避難していることなんて忘れてしまいそう。



私はこの隣の離れで生活し、ローラはその隣。



王宮内では気を使うだろうと、国王陛下の配慮なのだ。



「キャシー‼︎」

「ディー‼︎」

「キャシーがこちらに来ると聞いてから楽しみにしていたの‼︎」

「しばらくの間、お世話になります」



王妃様だっ‼︎



とても美人で、なんというか…セクシーなの。