皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

そっと布団をかけると、ぴくりともしない。



ジェードの足の怪我は、結構な深さで、次の日から熱を出した。



母上が治すと言ったのを拒否して、自力で治したのだが…病み上がりなのだ。



バカめ。



「失礼します、殿下」

「リリー、ジェードに治癒を」

「あらあら、お疲れなのね、わんちゃん」



わずかでも、元気になってくれればいい…。



人前で寝るなんて、滅多にしないヤツだからな、ジェード…。



「それで、殿下のお話というのは?」

「結界術を教えてほしい」

「高度ですわよ?戦闘向きの殿下が扱えるかどうか」

「習得すれば、俺の魔力で城を囲えるかもしれないと思ったのだ」

「そうねぇ、ムダに余っている魔力の有効活用なら、賛成だわ。でも結界は扱いが難しいのよねぇ」

「頼む」

「んー、あっ、そうだわ‼︎この前のお薬の効果、聞かせてくれたら教えてあげる」



このどエロ魔女。



そんなの、聞かなくてもわかるだろ。