皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

さすがに国王が揃えば、休むヒマなんか俺にはない。



「報告、配備、完了いたしました‼︎」

「ネズミ一匹、通さないように」

「「はっ‼︎」」



最近、ここで仕事をする事が増えている。



騎士団の訓練場の隣にある、司令室と呼ばれる建物。



会議はここで行うわけだし、ここにいる方が執務室にいて仕事をするよりも手間が省けるのだ。



「殿下、そろそろ休まれたらいかがでしょう」

「もう少ししたらリリーが来る。寝ているヒマなどない」

「ですが…」

「アリスの部屋の前には?」

「ふたりほど配置しております」

「ローラの所も一緒か?」

「はい」

「ならいい。あっ、第二団長を呼んでくれ」

「かしこまりました」



書類に向かいながら話をして、やって来た第二騎士団長に指示を出す。



ジェードは面白いほどにやつれていて、灰になりそうな顔色になっている。



「ジェード、休め」

「起こしてくださいね…」

「気が向いたらな」



簡易ベッドに横になり、布団もかけずに寝始めて。