皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

有言実行のリュークは、私の目の前で小瓶を飲み干した。



準備は万端だと言わんばかりにベッドに横になる。



「あっ‼︎大変だわっ‼︎」

「なにが?」

「ど、ドレスの裾がほつれてしまっていたの‼︎直さなければいけないっ‼︎」

「メイドがな」

「喉が渇いたから…お水を貰って…来ようかしら…」

「そこにあるではないか。飲ませて欲しいなら、昨日のように飲ませてやるぞ?」



に、逃げられないっ‼︎



どうしてこんなことになっているの⁉︎




「アリス…」

「く、薬系は効かないのですよね⁉︎」

「飲んだことがないものは…結構効くのだ…。かなり、くるな、コレ…」



リュークの色気ったら…もう犯罪レベル。



手を伸ばされてしまったら、掴むしかない。



「好きにしていいぞ、アリス…」



なんて、耳元で熱い吐息まじりに言われたら…。



頑張ってしまう。



こんな戯れで、日々のストレスが解消されるのならば、安いものなのかもしれない。



「リューク、私にもその薬、残ってる?」



恥ずかしいから、一緒に訳が分からなくなればいいのよ。