皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

リュークが頑張るなら、私も頑張るの。



「そう言われても…」

「なぜですか‼︎」

「ムードってもんがあるだろ…」

「…………ごめんなさい。誘惑の仕方知らないので…」

「はははっ‼︎お前の覚悟と、俺に対する気持ちはよくわかった」

「はは…」

「今日はこのまま寝たい。アリスがその気ってことは…遠慮しなくていいってことだと受け取らせてもらったからな」

「え、遠慮…しなくて、いいです…」

「よく言った。楽しみにしておけ」



何を楽しみにするの⁉︎



なんて、私の気持ちは無視で眠りについたリュークは、なんとも幸せそうな顔をしていた。



その言葉の意味を理解したのは次の日の夜。



お互いお風呂に入って、リュークがグラスに注いだワインを少し飲む。



「まだ飲め」

「あまり強くないので…」

「飲ませてやる」

「えっ?んっ…」



く、口移しっ‼︎



お酒が苦手なの、知ってるくせに‼︎