皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

夜に疲れた顔で部屋にやって来たリュークの髪を洗った。



相変わらずキレイな髪…。



「あぁぁぁぁ…」

「寝てはダメですよ?」

「寝ないけど、寝たい…」



ジェードさんを戻したから、仕事は楽になるはずなのに。



抱えている問題が大きすぎるのね…。



お風呂から出て髪を乾かして。



「リューク」

「ん?」

「こ、子作りしましょう‼︎」

「はぁ⁉︎」

「私、わかったのです。私がやらなきゃいけないこと…」

「何言ってんだ…?」

「次の皇帝になるのはリュークなのです。私はそう信じているし、そうでなければならない。私は力もなく、なんの役にも立てないけれど…あなたの子どもを残すことができるかもしれないから」



真面目な顔で、ちゃんと話を聞いてくれてる。



こんな雰囲気でって、なんだか変な感じだけれど…これが私にできる、最大の支え方なのだと思ったのです。



「だから…私を抱いてください」



とてもとても、勇気を出した。