皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

そんなこと、あっていいわけない。



リュークは今まで、次の皇帝になるために頑張って来たのだから。



「私は…リュークを支えます。何があっても、次の皇帝はリュークだと思っていますから」

「頼もしい。よろしく頼む、アリス」



辛くても、切り替えなければいけない。



今になってやっとわかった。



私の立場や、私のいる意味が。



強くならなければ…。



私が折れていては、示しがつかないのよ。



「陛下、バルジャ帝国と戦争になることはありえるのですか?」

「それは、ないとは言い切れない。近々、私とリュークはバルジャへ出向く」

「大丈夫なのですか?」

「土産はひとつの帝国になるかもしれんな」



はははっと笑った陛下だった。



とても強い。



これが皇帝…。



リュークは、こんな風になれるのだろうか。



いえ、信じなければ。



そして私は今、できることをするの。