皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

何度かジェードに止められるが、自分を見失う。



俺のアリスをよくも…。



「殿下、もう終わりです」

「もうひとり、いたよな?」

「えぇ」

「そっちに行く」



ふたりともボッコボコにして、少しは気が済んだ。



あとはジェードに任せるが…。



「これがバルジャの仕業ならさすがに、俺も黙ってられんぞ…」

「そうですね。陛下と策を考えましょう」

「ジェード…?」

「はい」

「なぜ、足を庇っている…?」

「なんでもありません」

「おいっ、お前血がっ…」

「かすり傷です、こんなもの」

「バカか‼︎すぐに治療しろよ‼︎」

「そんな大袈裟な。はははっ、殿下は過保護なのですね」



やっぱり、わかってない‼︎




お前が傷付けば俺も痛いのだ‼︎



「いたっ…。なぜ、殴るのですか…」

「お前がバカだからだ‼︎頼むから…俺のために死ぬのはやめてくれ…」

「………はい、殿下」



まぁ、少しは伝わったのだろう。



無事に戻って来てくれてありがとう、ジェード。



「アリスを助けてくれて、本当に感謝している。俺も行きたかったがな」

「ダメです。足手まといです」

「なにっ⁉︎」

「頭に血が上ってる殿下について来られたら、冷静な判断ができませんからね」



これからもよろしく頼む、ジェード。