皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

そのあと、父上と母上、レオナルドにローラーが駆けつけた。



みんな、アリスの無事を喜んでいる。



「アリス、ゆっくり風呂にでも入って寝ていてくれるか?」

「リュークは…?」

「俺は少し仕事を片付けてくる。腕の立つ女の魔導師を見張りに置くから心配しなくていい」

「リリーさん、ですか?」

「いや、リリーよりも魔力が高い者だ。安心して休むといい」

「はい、リューク。待ってます」



待ってないで寝ていてほしいが、そうはいかないようだ。



早くアリスの元に戻ろうと思う。



「ジェード、あたり前に生け捕りだよな?」

「もちろん。牢にぶち込んであります」

「顔を見に行く」

「お供します」



城の中の牢屋に転がっているのは、ふたりの男だった。



とりあえず蹴り飛ばす。



「起きろ」

「いっ…」

「お前には主犯を吐いてもらうが…その前に俺の腹の中がぐちゃぐちゃで気持ち悪いのだ」

「はっ…?」

「気が済むまで相手してもらうからな。ジェード、俺がコイツを殺しそうになったら止めてくれ」



とにかく、怒りを全てぶつけた。