皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

部屋を出て歩き出すと、ヒナが立ち止まった。



「ヒナ…?」

「うぅぅぅ…」

「えっ⁉︎どうしたの⁉︎」

「アリス様ぁぁぁぁぁ‼︎ヒナ、ヒナっ‼︎アリス様が大好きですぅぅぅぅ‼︎」

「えっ、えっ⁉︎」

「アリス様がヒナのこと、そんな風に思ってたなんて…ぅぅぅぅ…」

「ご、ごめん…。迷惑…だったのかしら…。私っ、友だちいないからっ…」

「これは嬉し涙ですっ‼︎」




やっぱり、私にとってのヒナは、リュークにとってのジェードさん。



私はヒナとケンカしないようにしなきゃ。



「私も大好き、ヒナ」

「ヒナ、決めましたっ…」

「何を?」

「アレックスやめてアリス様のお嫁さんになるっ‼︎」

「そ、そんなことしたら怒られるわよぉ‼︎」

「もう、一生大好きですっ‼︎」



リュークも、早く私とヒナのようになればいいのに。



お互い、素直に話をするべきなのよ。



私のできることは、したつもりだから。



後は本人たち次第。