皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

戻せるものなら、今すぐにでも戻したいんだろうな…。



本人には絶対言わないだろうけど…。



「ごちそうさま」

「あっ、灰皿…。お外でしか吸わなかったのではないのですか…?」

「んー…。アリスのそばでは吸わん」

「リューク…」

「気にするな。大丈夫だ。俺はカイトが戻る前に仕事を進めるから」

「そう、ですか…」



いちばん辛いのはリュークなんだろうな…。



どうにかしたい…。



そう思ったら、いてもたってもいられなくて、ジェードさんに会いに来た。



「レオナルド様、ジェードさんをお借りしてもよろしいですか?」

「どーぞー」



こっちも暗いわ…。



ドヨーンとしてるというか…。



「お茶でも飲みましょう」

「アリス様、気を使われても…」

「たまにはお節介くらいいいでしょう?ヒマなのよ、私」

「はぁ…」



近くの空き部屋で、ヒナが用意してくれたお茶を飲む。



ジェードさんって、こんな風に耳が垂れることがあるんだ…。