皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

次の日は会議があり、ジェードが俺に視線を送っているが、俺は無視をする。



「アレン、父上は?」

「もうすぐ来ますよ。体調は大丈夫ですか?」

「なんともない。騎士の昇進試験の話なんだが…」



アレンと話す俺を、ずっと見ている。



何か言いたいのだろう。



聞いてやらん。



俺はお前に怒っているのだ。



「素直じゃないの、兄上もジェードも」

「何か言ったか、レオナルド」

「ううん、兄上、スカーレットが大きくなったから見に来てよ」

「あぁ、厩舎にいるのだろう?」

「うん、でもね、やっぱり狭いね」

「ならば新しく作るしかないだろう。どれほど大きくなるものなのか…」



無視してやる。



あぁ…、心が苦しい。



謝れば考え直してやるのに。



「で、レオの上げた案はこれか?」

「うん、がんばった」

「…………ははっ、父上に上げる前に却下だ」

「えっ、マジで…?」

「ふざけてるのか?こんなの、子どもでも考えられるぞ」

「ムリ、僕…ムリだぁ‼︎」



何してるんだ、ジェード。