皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

何もすることがないとヒナに言うと、キラッと目が輝いた。



「アリス様をさらに美しくしましょう‼︎」

「えっ⁉︎」

「戦っているのはお妃様たちだけではないのですよ‼︎美しさに磨きをかけるのは私の役目‼︎私の腕の見せ所です‼︎」



ヒナにそう言われ、全身オイルマッサージ。



とても、気持ちいい…。



あぁぁぁぁ…。



「バストアップのために‼︎」

「ひ、必要かしらっ⁉︎」

「セレスティーナ様のおっぱい、とても見事でした…」

「そ、そう…」



バストアップに効くというマッサージも受けて、とっても恥ずかしい…。



ヒナのようなメイド、家にはいなかった。



私の気持ちを聞いてくれるの。



何をすればいいかわからない私に、いろいろ勧めてくれるし。



話を聞かせてくれるし、楽しいの。



「次はいつ殿下がいらっしゃいますかねー」

「他の方もいるんですもの。それに、お疲れのようだったわ」

「お忙しい方ですからね」



次、か…。