皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

幼児化した過去は消えないもの。



「強力な睡眠薬ならあるけれど、副作用は人それぞれ」

「また小さくなったり…」

「それはないわ。とにかく、飲んでみたらいい。また欲しかったらいつでも言ってね、正妃様」



もらった薬を、忙しいリュークが夕食に間に合わず、ひとりで夕食を食べてにお風呂に入ってから薬を飲んだ。



元に戻らなければ…。



みんなに心配をかけたくない…。



すぐにうとうとしてきて、そのまま抗わずに眠った。



「アリス…アリス‼︎」

「んにゃ〜…眠…」

「お前、薬飲んだのか⁉︎」



何か言ってるリュークの声が聞こえるけど、眠くてそのまま返事もできずに。



久しぶりにゆっくり眠れた気がした。



「起きたか、にゃんこ」

「ん〜、いっぱい寝た…。起きてたの?リューク」

「お前のせいで眠れなかった」

「寝相悪かったですか⁉︎」

「違う。これだ」

「んにゃっ⁉︎」



な、なんか掴まれたっ‼︎



えっ、尻尾…?



「何これっ⁉︎私から生えてるの⁉︎」

「ジェードみたいだぞ…」

「へっ⁉︎」



頭を触れば、フワフワの耳。



何これ⁉︎