皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

朝昼晩、リュークと一緒にご飯を食べている。



寝過ごしてお昼を抜いたりする私のために、仕事を抜けて来てくれるのだ。



「顔色が悪いぞ、アリス」

「そんなことないですよ?」

「残さず食え」

「お腹いっぱいで食べられないのです…」



食が細くなった。



『食べる』ことは、私の中では重要じゃないのだもの…。



「俺のせいか…」

「えっ?」

「何でもない。仕事に戻る。少し寝るといい…」



頭にキスを落としたリュークは、仕事へ戻った。



ヒナが浮かない顔をしている。



わかっているの。



私の生活がダメだということは。



だけど、怖くて眠れない…。



「アリス様、リリーさんに相談してみましょう」

「そうね…」



午後から足を運んだ研究棟。



白衣を着たリリーさんが、謎のお茶を出してくれた。



「紫色…」

「花よ」

「ほ、本当に…?」

「信用ないわね、私って。ふふっ」



怖くて飲めませんでした。