皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

戻ってこれたことをやっと実感できた。



「心配をかけたな…」

「死んだと、思ったっ…。心臓が…止まって…」

「そうだったのか…」

「ひとりにしないでっ、くださいっ…」



抱きつかれて、思い切り泣かれて。



慰めて、風呂から出た。



「アリス…」

「もう、やだぁ…怖かったぁ‼︎」



子どものように泣きじゃくるアリスを落ち着かせようとしても、どうにもならなくて、困ってキスでごまかす。



ボロボロ溢れる涙が止まらない。



「泣きやめ」

「ムリっ…」

「泣き止まないならこのまま押し倒すけど」

「いいもんっ…」

「えっ、いいの…?」

「ヤダけどっ、いいもん…」

「はいはい、悪かった」

「うわぁ〜ん‼︎」



泣かせるだけ泣かせたら、疲れからか寝落ち。



ベッドに運んで布団をかけ、後はヒナに任せた。



父上の所に行かなければ。



「陛下は?」

「いらっしゃいます」

「失礼します」



どうなったのだろう。