皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

目が覚めると、魔力が溢れていて頭が痛い。



「リューク、わかる…?」

「アリス…」

「大丈夫…?」

「あぁ、平気だ」

「4日、眠っていたのですよ」

「そんなに?」

「どこか痛くないですか?」

「あぁ。部屋に移動する」

「はい」



魔力を使いたくて、アリスと一緒に自室に飛んだ。



全開とは、このことか。



全くなんともない。



「そこの引き出しからピアスをふたつ取ってくれるか?」

「はい」



魔力制限のできるピアスを着けると、頭痛がなくなっていく。



よし、これでバッチリ。



「母上は?」

「もう、元気です。陛下がお戻りになりました。目覚めたら教えるようにと」

「あぁ、自分で向かうが…風呂に入りたい…」

「髪、洗います」

「アリスも一緒に入る」

「はい…」



疲れた顔…。



ずっと俺についてたのだろう。



泣きそうな顔をしている…。



アリスの部屋の風呂に移動して、久しぶりに髪を洗ってもらって。