皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

目的を果たした私とヒナは、すぐにお城に戻った。



「嬉しそう、ヒナ」

「そ、そうですかぁ?普通ですよ」

「好きなのでしょう?王子のこと」

「そりゃあまぁ…そうですけど…」

「婚約者になった経緯って、どんなの?」

「えっと、小さい頃によく遊んでたのですが…アレックスがヒナのこと好きなんですっ‼︎」

「ふふふっ、照れたヒナって新鮮ねー」

「からかわないでくださいっ‼︎殿下の意地悪、移ってますよぉ…」



とにかくヒナがかわいくて、リュークが私をいじめる理由が少しわかったかもしれない。



私はヒナのようにかわいく照れたりはしないと思うけれどね。



「楽しんで来てね、ヒナ」

「ありがとうございます。ヒナが休みの日は、代わりのメイドが来ますので」

「わかったわ。早く来ないかしらね、誕生日」

「もぅ、アリス様のバカ‼︎」

「あはははっ、可愛いっ‼︎」



大好きよ、ヒナ。



だから、私もあなたになにかしてあげたくなるの。