皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

途中で雨が降ったり、天候には恵まれなかったが、予定通りバルジャ帝国に到着した。



「お待ち申し上げておりました。ようこそ、バルジャ帝国へ。私はバルジャ帝国宰相、ハーブと申します」

「シュナウト帝国第一皇子、フィンリュークだ。この度は式典の招待、ならびに出迎えに感謝する」

「長旅、さぞお疲れのことと。お部屋へご案内いたしますので、ごゆるりとお過ごし下さい」



案内された部屋は見事なまでに下品。



目がチカチカするほどの金色。



獣人は雑なヤツが多いのか?



「品がない…」

「皇帝の趣味が悪いのだな」

「光物がお好きなのでしょう。バカのひとつ覚えのように金ぴかですね」

「この部屋で、どうゆっくり休めというのだ…」



ゴージャスな部屋で、とりあえず何かあったときのために出口や窓をチェック。



もし、俺がここで殺されでもしたら戦争になる。



そうならないために、気を張らなければ…。