レオのせいで夜中までかかる仕事。



辛い…。



アリスと寝たくて、一緒に風呂に入りたくて…いじめたくて辛い。



あの初夜からの3日間は幸せだったな…。



何もしないでただくっついてることとか、お互い裸で寝て、そのまま起きてシーツにくるまったまま飲む暖かいお茶…。



「ジェード…」

「聞きたくないです…」

「ジェード‼︎」

「なんですか…」

「アリスの顔見ないと仕事捗らない…」

「ダメです。午後から来客があるので、シャキッとしていただかないと」

「追い返せよ…。どうせ、俺の方が偉いんだから」

「クソですか。あなたより偉くなくても、人生経験は豊富ですからね。それと、バルジャ帝国の式典に呼ばれてるんですから、その話も陛下となさってください」

「行きたくない。離れたくない。アリスと子作りに励むから許せ」

「…………ホント、クソ」



ジェードの当たりがキツいのは、ジェードも疲れている証拠。



クソってなんだよ、クソって…。