皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

【アリス】



ローラに子どもはできていなかった。



それでも結婚してくれと、毎日求婚するレオナルド様に、満更でもない様子のローラ。



お話しするのが楽しくて、最近は毎日一緒にお茶をしている。



殿下…リュークが妬くのだけれど、こんな風に話してくれる人は今までいなかったのだ。



「すっごい緊張した…」

「私はいまだに緊張する…。皇后様は平気なのだけれど、陛下はやっぱりオーラが違うというか…」

「いやぁ、フィンリューク様だって相当怖いけど…?」

「そうかもしれない…」



どうやら昨夜、陛下夫妻に挨拶したようだ。



予定が合って、一緒に食事をしたと。



「手が震えてマナーどころじゃなかった…」

「私は一緒に食事したことがないけれど、その気持ちはわかる」

「シュナウト家、ムダに美形なのよ‼︎それとジェードさん」

「ジェードさんはメイドから人気みたいよ?」

「わかるわー。ナヨナヨしてない感じがいい」

「レオナルド様だってこの前殿下との手合わせで凄かったじゃない」

「あの人の凄さは何度も見てるの。一緒に洞窟入ったしね」



こういう話を気さくにできる相手ができて、とっても幸せな私。