皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

潰れるんじゃないかというほどの力で抱きしめた。



こんなに嬉しいのだな…。



好きな相手に好かれるということが。



普通のことではなく、これは奇跡に近いことなのではないだろうか。



「アリス…」

「はい…」

「俺もお前が好きだ…」

「一緒、ですね」

「あぁ、よかった…」



顔の緩みが止まらずに、なかなか寝付けなかった。



ヒナが起こしに来て、目覚めてすぐにアリスを抱きしめる。



大事にしたい。



俺だけのアリス…。



「やる気が出てきた」

「それはよかった。おはようございます、リューク」

「…………どうしよう。離れがたいのだが…」

「やる気出たのではなかったですか?」

「もう少し許される…」



長い時間、抱きしめた。



本当に離れたくないな…。



なので、一緒に朝食を取ることにすると、レオナルドからも朝の誘いが来た。



「朝から暑苦しい…」

「ふふふっ、大変ですね、お兄ちゃん」



朝食後に手合わせか。