皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

そんな自由人の恋人…?が、今日城に着くとのことだった。



平民で、辺境の宿の看板娘だとか。



「私が出迎えていいのかしら…」

「殿下が政務に戻られて、陛下も殿下も本日は会議だそうですし。レオナルド様も、一応会議には出ているみたいなので」



私が出迎えることになり、緊張しているだろうからと、私にその任務を与えた殿下。



頑張ります‼︎



到着時間になり、私はヒナと一つの部屋。



来客を通す場所らしく、殿下や陛下はここでは会えない。



謁見室に着くまでには、手続きとかおふたりの予定とか、そんなものが合わないとダメなのだとか。



だから、殿下や陛下に会える人間は限られているようです。



「アリス様、お着きになりました」

「こちらへ」



ちゃんと、殿下の奥さんとして頑張らなきゃ。



メイドに連れられて中に入ってきたのは、堂々とした人だった。



てっきり、城に入るのだからドレスかと思ったら、私が前にお忍びで下町へ行った時に着たような、そんな装い。