皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

レオは優しいし、見た目は母上似で中性的な顔立ち。



母上の弟の、小国の国王に似ていると言えばいいか。



女にはモテる方だった。



俺より柔らかい性格なので、俺よりも周りに女がいたと思う。



ジェードか、レオナルドか、アレクサンダーか。



メイドたちがそんな話をしているのを聞いたことがあった。



『フィンリューク様は怖すぎる…』と、俺は完全に除外されていたがな。



だけど、誰にも靡かずに、特定の相手といい関係になったことはないはず。



『できれば好きな相手と』というのが両親の希望なので、婚約者なんかもいなかったし。



ただ、宰相のアレンには『遊ぶのは結構ですが、子どもができたなんてことになったら…地獄ですからね』と、年頃の俺たちに口癖のように言っていたし。



なのに、手に入れたかった相手。



「お前が選んだ女なら、きっといい女なのだろうな」

「えっ、あげないからね?兄上がいくら女たらしだからって、弟の彼女に手を出すのはいかがなもんなの?」

「はぁ⁉︎俺が女たらしって‼︎」

「後宮なんか作ってハーレムじゃん…」



それは誤解だ、レオナルド‼︎