皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

世継ぎ問題を起こさないためにも、俺たちはそういうことに注意しなければならないと教えられて育った。



適当な相手に子どもが出来て、それが最悪な相手だとしたら…。



そう考えただけでも後宮よりめんどくさいことは安易に想像がつく。



「とにかく、お前は城から出るな。さすがに今出たら父上が許さない。相手をこちらに呼ぶしかないな」

「使いを送る…」

「お前はまず、父上と話して来い。そして、俺の仕事を手伝うと言え」

「仕事かぁ…。父親になるなら、ちゃんとしないとダメかなぁ…」

「竜騎士の案は悪くはないと思う。父上が俺を政務に戻したら検討してやるから」

「やっぱり、頼れるのは兄上だよっ‼︎じゃ、行ってくる‼︎」



ドラゴン、子ども、平民の女…。



やりたい放題だな、レオ…。



なんだかドッと疲れた…。



病み上がりでダルイ体をベッドに倒し、そのままゆっくりすることにした。



俺に仕事をさせないのは、父上なりの優しさなのかもしれない。