皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

それから2日、執務や会議に追われる俺。



「殿下、こちらの書類とあちらの束に目を通してください」

「優先順位は?」

「遅れておりますので、できれば全て優先的に」

「…………わかった」



何枚もの書類に目を通し、食事は片手間に。



目が霞んで来て、休憩を取ろうと立ち上がった。



「うぁっ…」

「殿下っ⁉︎」



フラついて床に膝をつく。



なんだか…熱いな…。



シャツのボタンを外す。



「殿下、こちらへ」

「あぁ…」



ジェードにソファーに移動するように言われたが、足に力が入らない。



おかしいな。



これ、王国で叔父上と仕事していた時にもなったことがある。



ダメなやつだ。



「殿下?」

「ジェード…、悪い…」

「えっ?殿下っ⁉︎」



あぁ、もう無理だ…。



前に倒れる体を、ジェードが支えたことは覚えている。



その後の記憶は、全くない。