皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

それからも俺は忙しく、結婚式のことはアリスに任せることも多くなった。



母上がアリスに力を貸してくれて、席順やパーティーの中身なんかをサクサクと決めてくれた。



アリスは頭がいい。



覚えが早く、何でも吸収する。



ワガママも言わないし、とても助かっている。



「リューク、書類が間違っていたぞ。これはお前のではないか?」

「あっ、すみません…」

「疲れているな。手伝おう」

「大丈夫です」

「ちゃんと寝ているのか?ひどい顔をしているぞ…」

「そこそこ寝てますよ。陛下は自分の仕事に集中してください」

「周りが見えてないな。手の空いている者を回してやる」

「大丈夫だと言っているのですが?」

「そうやってすぐイライラするな」

「父上は口を出さないでください。ちゃんとやれるので」

「…………そうか。なら、やってみるといい」



父上の助言なんか頭に入らなかった。



俺がやらなきゃいけないこと。



俺はできる。



やらなきゃ、ダメなのだ。