皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

嬉しい。



その気持ちが、たまらなく嬉しい。



カップを置いて、隣に座るアリスにキスをした。



疲れている時はダメなのだぞ。



オスとして、本能が子孫を残そうとするのだ。



「俺に狩られに来たのか…?」

「はいっ⁉︎」

「少し、付き合え…」



程々にしておくから。



ちゃんとやめるから。



ソファーに押し倒すような形になり、抵抗しないアリスに何度も口付ける。



頬にも、首にも、さらに鎖骨にも。



ピクリと動くアリスの体が愛おしくて、たくさんキスをした。



「今日はやけに静かだな…」

「だって…ドアの外にいる警備の方に聞こえてしまいそうで…」

「それはいい心がけだ」

「殿下…」



ギュッと首に抱きつかれた。



そのまま体を起こし、膝の上に乗せる。



目が合えばどちらともなくキスをして、アリスの肩に顔を埋めた。



なんだこれ。



ものすごく、癒される…。