皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

次男のレオナルド様は旅に出ていて戻ってこないようだし、その下の弟は騎士。



隊員時代の話をする殿下は、とても楽しそうにするのだ。



皇后様とのお茶会を終えて、夜に部屋に来た殿下に聞いてみる。



「やりたこと?」

「はい。弟の皇子達はみんな好きなことをしていると聞きました」

「俺がやらなきゃ、他に誰ができる?レオナルドは自分の興味のないこと以外は覚えようともしないし、帝国を任せたら毎日が祭りにでもなってしまう」

「アレクサンダー様は?」

「アレクはマジメだが、俺から見れば決断力と非情さに欠ける。優しいと言われることは悪いことではないのだ。ただ、他人を否定できずに苦しむタイプ」

「そうなのですか…」

「その点で言えば、弟ふたりよりも妹のグレースの方が皇帝向きだ」

「グレース様は聡明だったと聞いたことがあります」

「俺と1つしか変わらないし、俺の勉強に参加して一緒に学んでいたからな」



他国へ嫁いだということは知っている。