皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

アリスが俺に差し出して来て、結局俺が飲む。



「腹は?」

「減ってます」

「何か気になったものは?」

「アレ‼︎長いの‼︎」

「甘いぞ?」

「食べたいです‼︎」



長いドーナツを買ってやると、出来立てなのか熱々で。



幸せそうに食べるアリスに、無性にキスがしたくなる。



最近おかしい、俺…。



触りたいとか、キスしたいとか。



名前を呼ばれた時、あのまま抱いてしまおうかと思った。



でも、『好き』に気づいたら、出来なかった。



大事にしたいと、思ってしまったのだ。



「お城の人ぉ?」

「そうだよ‼︎はい、お菓子‼︎」

「やったぁ‼︎これで3つ目だぁ‼︎」



アリスとの子どもが欲しい。



きっと、大事にするから。



用意した分がなくなり、下町星祭りを堪能した。



夜になったら今日の宿へ。



いつも寝てるような広さではない小さくて狭いベッドに、簡易的なシャワー。



浴槽なんてものはなく、ひとりが入るのでやっと。