皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

殿下の頭を洗うことに慣れたのか、最近は腕が上がったのではないかと思う。



何も言われなくても洗う私は、殿下に調教されているのではないかと思うけれど、そこは気づかないふりをしよう。



殿下も私が体を洗いたいことをわかっているので、早く出てくれるし。



なんていうか、定着している行動になってる。



お風呂から出れば殿下が私にお水をくれるし…。



これは殿下が毒味済みで、私を安心させるために譲らないこと。



さぁ、寝よう。



はしゃぎすぎて少し疲れた。



「で、殿下…」

「ん?どうした?」

「なぜ、私の上に…?」

「俺の名前を呼んだら解放しようと思って」



意地悪顔になってる‼︎



最近こんなことなかったのに‼︎



「早くしないと…全裸になるが?」

「だだだだ、ダメっ‼︎」

「なら、早く呼んでみろ。まさか、俺の名前を知らないわけではあるまいな…」

「ししっ、知ってますっ‼︎」

「早く」

「ふぃ、フィンリューク…様…?」

「…………脱がせていいか?」

「さっきと違ーう‼︎殿下の嘘つきっ‼︎ヤダヤダっ‼︎」

「くくっ、楽しいな、アリス」



私は全然楽しくないっ‼︎