皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

それからすぐに、宰相様が陛下を連行して行ったので、私も部屋に戻ってドレスに着替えた。



毎日、殿下からもらった宝石を日替わりで付けている。



控えめな石が私の好みで、とても気に入っているので。



今日はブレスレットを着けている。



お風呂と寝るときだけ外し、朝に着替える前に何にしようか悩むのが最近の日課。



「陛下と皇后様って、とっても仲良しね。まるで恋愛中のようだわ」

「そうだと思いますよ。陛下の溺愛は城内では有名ですからね」

「そうなの?溺愛…」

「イベントごとに陛下は皇后様を喜ばせるのに必死みたいです」

「ふふふっ、ステキね」



私と殿下には、ありえないかな…。



うまくいってるのかと陛下に聞かれて『はい』と言ったけれど、殿下の気持ちはわからない。



ただ、最近は穏やかではあるので。



これが私たちの形なのだろうか。



「疲れたぁ…」

「殿下、なぜお風呂から来るのですか…しかも勝手に…」

「文句があるのか?我が妃よ」



カギを使って勝手に部屋に登場するし…。