皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

背の小さな皇后様は、陛下の隣にいると本当に少女のようだ。



クルクルと皇后様の髪で遊び始めた陛下は、空いてる手でお茶を飲む。



当たり前のように受け入れる皇后様が可愛い…。



「リュークとうまくいってるのだな」

「は、はいっ…」

「アレは自信家で、たまに思い込みが激しいところがある。間違っていると感じたら、正してやってほしい」

「そんなことっ、私にできるのでしょうか…」

「リュークは単純だ。すぐに感情が表に出るのでわかりやすい」



殿下のことをよく見ている。



陛下、ちゃんとお父様なのね。



陛下のような忙しい立場の皇族は子育てにはあまり関わらないのではないの?



「アンディに似てますよ。頑固なところなんかそっくり」

「そうか?だから意見がぶつかるのか…」

「そうよ。ふたりとも譲ることを知らないのだから。巻き込まれるこっちの身にもなってほしいものだわ」

「巻き込んではいないと思うが…」

「リュークとケンカして、機嫌を治すのは私ではないのですか?」



やっぱり仲良し…。