沢山揉まれ、髪までツヤツヤになって。



「ぷはぁ〜…」

「沢山飲んでくださいね」



ゆっくりお風呂に入った後は冷たいお水。



生き返る…。



私、ヒナなしじゃ生きていけなくなりそう…。



「アリス様、前よりお痩せになってます…」

「そ、そう…?」

「はい。これ以上痩せたらドレスが着られなくなります。怖い、ですか…?」

「大丈夫‼︎ちゃんと食べているし…」

「半分しか召し上がらないじゃないですか…」

「…………」

「わかりましたっ‼︎ヒナが元気になるご飯を作ってきます‼︎」

「えっ?ヒナが…?」

「待っててくださいね‼︎」



ヒナっていつも元気…。



あの宰相様がのびのび育ててくださったのね。



料理もできるなんて、ヒナって魔法使い?



「ふふっ…」



楽しみね。



ヒナが戻るまで、少し休もう…。



ソファーに横になり、クッションを抱きしめて目を閉じた。