皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

待って、待って‼︎



おかしいですっ‼︎



シュルっと寝間着の胸元のリボンを解かれた。



殿下、殿下っ‼︎



「んんんんー‼︎」

「黙れと言っただろ」

「ちょっ…んっ…」



喋らせてももらえず、どうしていいかわからなくて涙が溜まる。



解かれたリボンで開いた隙間から差し込まれた殿下の手が肌に触れて、過剰に跳ねる体。



これって、これって‼︎



「暗くて…お前の白い肌が見えないな…」

「やっ…殿下っ‼︎」

「拒みたいのか?」

「ヤダっ、怖いっ‼︎殿下…怖いっですっ…」

「…………くくっ、たまんない。なに?煽って楽しいのか?」

「おかしいっ‼︎からっ‼︎」

「お前が怯えると…泣かせたくてたまらない」



最低だ。



やめてと言ったら喜ぶなんて、どうしたらいいのかわからないじゃないの…。



ポロポロと涙が溢れた。



怖くてたまらない。



「うまそうだな、アリス…」



やっぱり歪んでるよ…。