皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

髪を撫でていた手が、次は頬を撫でる。



そして、唇をなぞる指…。



ここここ、コレは…どうするのが正解なの…?



こんな雰囲気、今までなったことないのだけれど‼︎



ムクっと起き上がった殿下に、上から見下ろされると、心臓がバクバクと鳴り始めた。



そのまま近づいてきた殿下に…カプッと唇を食べられた…。



えっ、キス…?



「今日は甘くないな…」

「あの…何してるんですか…?」

「んー…?なんだろうな…」

「バカ、なのですか…?」

「…………黙れ」



さらにキス。



だから、なんで…。



だけど、殿下の唇はとても優しく私に触れる。



これはこのまま…受け入れていればいいの…?



「あーん」

「あ、あーんっ⁉︎」



急に変わった殿下の攻撃は、頭の下に手を差し込まれてしまい、逃げ場なんか与えてもらえない。



食べられているみたいだと、されるがままのキスの嵐の中で考えた。