皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

これはアレだ。



俺はアリスにメロメロだと、周りに思わせればいい。



隣のイスに座るアリスを見つめて笑う。



「な、なんですか…?」

「どの花より美しいな、私の妃は」

「はははっ…」

「この隙間がとてももどかしい…。四六時中君に触れていたいよ…」

「い、いやですわ、殿下…。皆様が見ておられます…」

「相変わらず恥ずかしがり屋だなぁ。そんなところも、とても可愛いよ」



手を取って、キスを落とす。



真っ赤になったアリスを見て『初々しいご夫婦だ』なんて声が聞こえる。



よしよし、この調子。



とにかくアリスを褒めまくり、触りまくり、見せびらかしまくった。



「殿下、そろそろ」

「では失礼しようか、アリス」



俺の手を取り優雅に立ち上がったアリスと、会場を後にした。



今日まで後宮で過ごせと言われているので、そのまま後宮のアリスの部屋へ。



「風呂…」

「わわわわ、わかりました…」



疲れた…。