皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

これ、本当に疲れる…。



妻を褒められ、今回の陛下代理を務めたことを褒められ…。



笑って、笑って、笑いすぎて…顔が痛い。



「フィンリューク皇子殿下、お久しぶりでございます」

「リチャード国王陛下、ご無沙汰です」

「ますます義兄上に似てきたね」

「そうですか?よく言われます」

「姉様に会いたかったな」

「そのうち、ふらっと里帰りするんじゃないですかね」



母上の弟の、小国の王とも久しぶりに会ったり。



「結婚おめでとう、リューク」

「サミール、久しぶり」

「とんでもなく可愛い奥さんじゃないか。あの頃はお前のお眼鏡に叶う女がいなかったってこと?」

「ははっ…。滞在はどのくらいだ?」

「後2日はこっちにいる予定。ヒマある?」

「作る」



国王の代わりに来たサミールにも会えた。



一緒に食事でもしたいな。



疲れたぁ…。



「殿下、挨拶を」

「はいよ…」



父上はいつもこんなことを平気な顔でやり過ごしていた。



慣れ?



相当な場数を踏まなきゃ慣れない…。



また挨拶をして、とりあえずダンスして。



「なんだか今年は娘を連れてくる王が多いな…」

「殿下が3人も妃を取ったから、自分の娘を送り込めると思ったのでしょう」

「はっ、ないない」



これ以上面倒はいらん。