皇子に嫁いだけど、皇子は女嫌いでした

そして怯えて、動揺しまくればいい。



「なんか、ムラムラする…」

「は?」

「今なら子どもできるかもしれないけど?」

「殿下、あなた、本気でクズですね…。さすがにいじめてムラムラする性癖があるとは思いませんでしたよ…。優しくしろだなんて言って、すみませんでした…」

「アリスんとこ行っていい?」

「ダメに決まってるでしょう…。これ、今日中ですからね」



仕方なく仕事をする。



ここで仕事するのも悪くないなんて、ちょっと思った。



でも、ルイがこちらに関われない間の仕事量は寝る暇もないくらい膨大で、アリスに会う時間はないまま式典に臨む。



久しぶりに着た礼装の堅苦しさったらない…。



「アリス様がいらっしゃいましたよ」

「あっそ。なぁジェード、このマント動きづらい…」

「はいはい、いつものことです」

「よし、行くか」



振り返ればアリス。



ネイビーのドレスが、とても似合っていて…なんか、びっくりした…。