ガタガタと、音が出そうなほど震える私の布団をガバッとはぎ取った。



「あれ?服は着なくていいって言ったのに…恥ずかしがり屋さん」

「ご、ごめんなさいっ…」

「怒ってないよ?私の妃がこんなに可愛いから…もっと可愛がりに来たんだ」

「ごごごご、ごめんっなさいっ‼︎」

「さぁて、どう調理してくれようか」



ブラックっ‼︎



悪魔っ‼︎



魔王降臨‼︎



「ほ、ほほほほ、本当にごめんなさい…」

「で?」

「なんでもしますからっ‼︎ゆ、許して…」

「なんでもねぇ…。裸で踊れと言ったら?」



なななな、なんてこと言うのっ⁉︎



そんな羞恥に耐えられるはずないじゃない‼︎



「ブハッ‼︎お前のその顔っ‼︎くくくっ…ほんと、楽しませてくれるな、アリス」

「へっ…?」

「お前がどんな顔して怯えてるのか想像するだけで…たまらなくムラムラしたぞ」

「は、い…?」

「さぁて、風呂に入るか」

「わた、私は入ったので…」

「あ?」

「ご一緒させていただきます…」



殿下って、ものすごーく…歪んでますね…。