そして、あたしは西宮さんに直談判しに来た。

「どうか働かせて下さい!!」

「すみません。響お坊っちゃまの命令で出来ません」

響、気づいてたの?

「庭の掃除とかでいいですから」

「……仕方ありませんね。響お坊っちゃまが不在の時はいいですよ」

やった!

てゆーか、いつの間にこんな働きたいって思うようになったんだろう。

「じゃあ、今からやりますねっ」

「え、あ、華さん……」

西宮さんが何か言いたそうだったけど、そんなはずないよね。