「帰りが遅くてごめんな」

久しぶりに触れる明莉の素肌に心も体も満たされていく。

「明莉と全然ゆっくりできなくて、明莉不足でほんと、やばかった…。

寝不足にさせちゃうかもしれないけどごめん、もう限界。

これからゆっくり明莉を充電させて」

はじめて明莉を抱いた日のように、ゆっくり優しく耳元で囁きながら
お互いの体温をあげて甘く身体が溶けあっていく。

明莉が好きだ。

いくら言葉にしても、柔らかな白い肌に唇を落としても、それでも伝えきれないくらいに明莉への想いが溢れだしてとまらない。

重症だな俺。

「明莉、俺をこんなにも夢中にさせて、一生かけて責任とれよ?

俺も生涯変わらず明莉だけを愛し続けるからな」

「蓮司…好き…」

腕の中で幸せそうに笑いながら、あっという間に眠りに落ちた可愛らしい唇が俺の名を呟いた。

まだ火照りがおさまらない熱い身体を抱き締めて、頬に顔を寄せて俺も静かに目を伏せる。

そして夢の中でも明莉と過ごせることを強く願い、数時間の眠りについた。