君は同期で幼馴染で××で

就職活動が始まると、卒論にも追われて本当に忙しくなった。サークル活動もほとんど参加できなくて、友達に会う時間もぐっと減った。

陸はと言えば……相変わらずモーニングコールを要求するし、タイミングが合えばご飯を食べに来る。

「陸……そろそろ私から自立しなよ。就職したら、こういうわけにはいかないよ。さすがに、住む場所も変わるだろうしさあ。私は陸のおかんじゃないのよ」

「ええ!!今さら真紀ちゃんのいない生活なんて、考えられないよ。それに、真紀ちゃんがおかんなわけないでしょ」

「考えられないって……あのさあ、陸は私のなんなのさ」

「うーん……一番近くにいる男子で、気心知れたお隣さんで……同志?」

「その前の2つ、まだ覚えてたんだ。おかげさまで、4年間の大学生活でも、一番近くにいた男子は陸だったよ」

「それは光栄だね」

にっこりと微笑む陸。
若干込めた嫌味も、陸には通じなかったようだ。