君は同期で幼馴染で××で

「ちょっと陸。私の話を聞いてた?私のことはとりあえずいいけど、陸のことよ。変な噂が立てば、付き合う前にふられちゃうよ」

「大丈夫。彼女はそんな人じゃない」

「なに?相手の人のこと、そんなに詳しく知ってるの?」

「ああ」

陸が、これまでに見たこともないような幸せそうな、愛しそうな目をした。

「彼女のことなら、なんでも知ってる」

そう言い切る陸に、なんとなくひっかかりを覚えた。でもそれは些細なもので、すぐに消えてしまった。

「その彼女のこと、聞いてみたい気もするけど、まあいいや。人の心の中までずかずか踏み込むのは、あまり好きじゃないから」

「その気遣い、優しい真紀ちゃんらしいね。まあ、お言葉にあまえて、もう少し心の内に秘めておくよ」