君は同期で幼馴染で××で

「いいよ、それで」

「やったあ!!じゃあ、1セットずつ買おう!!」

「なんで?片割れずつでいいでしょ?」

「真紀ちゃん……」

ため息まじりで、こっちを見る陸。私、なんかしたっけ?

「せっかくお隣さんなんだから、行き来もあるでしょ?そのたびに自宅からマグカップを持っていくなんて嫌だよ。だから、真紀ちゃんの部屋にも僕の部屋にも、お互い専用のを置いておこうよ!」

「あら。真紀の料理を食べにくることもあるだろうから、いいんじゃない?」

母よ……その陸に料理をっての、しつこいぐらい言ってくるのはなぜだ?

「そういうことなら、真紀ちゃんの部屋に置く分も、うちが払うわ」

おばさんまで……

「母さん、ありがとう。これで心置きなく、真紀ちゃんちにご飯を食べに行けるよ」

幼馴染とはいえ、仮にも年頃の男女だよ?この人達は、そこのところをなんとも思ってないのだろうか……

3人は、私の意見なんて関係ないとでも言うのか、勝手に話をまとめて次の物を見始めた。